特に、ホワイト企業の20代、30代の中堅社員の方に向けて、抱えておられる悩み・ストレスについて、民間企業で3年以上の管理職経験を持つ私から、期待を込めてメッセージを発信させて頂きます。お心に届けば幸いです。
10人以上の部下を持った経験がありますが、ここでは、中堅の方からよく相談を受ける ワーク・ライフ・バランス について、約1,700字でまとめてみました。平均的な日本人は 3分30秒で読めます。
中堅社員の状況
中堅社員の方は、積み上げた経験を活かして難なく仕事ができます。社会人として自立しており、異動しても半年あれば仕事に慣れます。若手の時は、2日かかっていた仕事を1日で終わらせられます。精神的にも、若手の時の2分の1の気力で業務を行えます。特に、ホワイト企業では、このような人が多いです。一方、プライベートでは、生活に慣れ、社会的なコミュニティーも良好です。周囲から見ると、充実した生活を送っているように見えますが、本人としては、ワーク・ライフ・バランスをもっと良くしたいと感じている方が多いような気がします。
良くないマインドセット
中堅社員に限らず、多くの方は、自分が使える時間と気力を総合した数値を100として、その100をワークとライフに割り当てようとします。ワークが65でライフが35という独身社員もおられますし、ワークが40でライフが60という所帯持ち社員もおられます。バランスを取るように意識すると、「もっと働きたいから、旅行は我慢しようかな」とか、逆に「もっと旅行に行きたいから、仕事の手を抜こうかな」のようになります。どちらか一方を犠牲にして、もう一方を実現させるような気持ちに陥ってしまいます。バランスを気にしながら石を積むというよりも、惜しみなく水を注ぐという気持ちを持つべきです。もっと働き、かつ、もっと旅行する方がいいですよね。
良いマインドセット
ワークとライフのバランスを取るのではなく、ワークもライフも両方やるというマインドが必要です。そのためには、時間と気力の数値を100から120に増やさなければなりません。時間は増えませんが、時短できる可能性はありますし、気力は勝手に上がりませんが、キャリアアップのためにもっと高い目標を立てつつ、もっと充実した旅行の計画を立てることはできます。中堅の方は、新人の頃と比較すると、短い時間と軽い気力で仕事ができるようになっているので、今の時間と気力の数値を100と設定するのではなく、80と設定した方が妥当です。それだけでも、相対的に120に増えるかもしれません。
良くないライフ:ゲームやSNSへの依存
ゲームで一時的にストレスを解消できるかもしれませんが、モンスターが入った玉でボックスを満たしても、心が満たされることはありません。実際、私も電気ネズミをゲットしていますが、やはり、心は満たされません。自制心を持って、ゲームを楽しみましょう。しかし、「仕事があるから、ゲームは控えめに」のような、罪悪感を持ちながら、ゲームをすると、心からゲームを楽しむことができません。
「1日1時間まで」や「課金は月に600円まで」のようなルールを設けると、逆に習慣化されるので、お薦めしません。もし、時間とお金に余裕があるなら、2泊3日で10,000円課金して、そのゲーム観を理解した方がいい時もあります。もし、「課金するほど強くなる」というゲーム観だと理解したら、すぐに辞めましょう。
一時的なストレスを感じている方はゲームではなく、テアニンやGABAが配合されている機能性表示食品をご検討下さい。
良くないワーク:夢のない自己啓発
「キャリアアップのために何かやらないと」という意識を持っておられる勤勉な中堅社員の方は多いと感じています。しかし、上司・先輩の薦めで、コーチングなどの自己啓発セミナーを受講してみたが、ビジネススキルが向上したという実感がない方もおられます。そのスキルを向上すれば、どのようにして成果が上がるのか、というイメージを持たずに自己啓発を始めていることが原因です。「この夢を実現させるために、このセミナーを受ける」のように、他人の薦めではなく、自分の夢が動機であるべきです。英語が必要だと言われたから英会話に行く、ゴルフに誘われたからクラブを購入する、労働組合に誘われたから委員会に参加する、どれも夢がないですね。時間とお金の無駄になるので、薦められても上手に断りましょう。
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