中堅社員の自己啓発「経営学修士(MBA)と博士学位(Ph.D.)」

中堅社員の自己啓発(経営学修士と博士学位)

最近、各社で働き方改革に取り組まれ、多くの大手・中堅企業やホワイト企業では、残業時間が減ってきているようです。その分、プライベートの時間が増えてきているので、自己啓発として、経営学修士(MBA)や博士学位(Ph.D.)の取得を目指される中堅・若手社員(20代・30代)の方が増えているような気がします。ここでは、自己啓発の重要性をお伝えしつつ、会社の外でも通用する代表的な資格であるMBAとPh.D.についてご紹介します。

自己啓発はワークとライフの両方に影響する

自己啓発を一切せず、社会人経験だけを積むと、自分の仕事がうまくいかない時、上司や他部門の責任にして自分を正当化するか、すぐに自己嫌悪に陥ってしまうようになってしまいます。継続的に自己啓発をして、自分の力で課題解決できるようにならないと、キャリアアップが望めません。それだけでなく、仕事以外でも課題はあるので、課題解決力が乏しい人は、年金問題や育児問題などの社会的問題に対して、当事者意識を持たず、日本が悪いと言ってオワってしまうでしょう。課題解決力を向上するために、自己啓発をして、ワークとライフの両方で能力を発揮しましょう。
中堅社員のワークライフバランスについての記事をここで書いています。

人生100年時代を前提に定年後の計画を

100歳まで生きられ、多くの人が80歳でも意欲的に働いている時代になることを前提にして、人生設計しましょう。定年退職してからも通用する能力を、在職中に身に着けたいところです。もし、MBAやPh.D.を取れるチャンスと意欲があるなら、チャレンジした方がいいでしょう。でも、今の職場で日常的に過剰な業務や責任を課せられている場合、自己啓発どころではないと思います。転職を検討しましょう。転職代行サービス【退職代行ガーディアン】 の利用もご検討下さい。

経営学修士(MBA)

経営学というと、文系のようなイメージがありますが、理系のR&D部門の人がMBAを取ることも少なくありません。技術経営(MOT)という分野もあり、幹部クラスまで出世したい志がある人は、技術者でも経営学的な思考を身に着けておくべきです。教育訓練給付金制度の対象となっていることもあり、金銭的な支援を受けられることがあります。最近、リモートでも受講できるので、講座の選択肢は広がっています。

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博士学位(Ph.D.)

理系修士卒のR&D部門の方で、Ph.D.の取得を目指される人がおられます。業務を深掘りつつ、アカデミックな業績を残せるので、チャレンジする価値はあると思います。Ph.D.を取る方法は、次の3通りあります。

方法1. 会社を辞めて、大学院博士課程(一般)に入学
修士卒で就職したけどアカデミアへの執着があり、会社を辞めて学生に戻り、本気で研究を始める人がおられます。これまでのキャリアがキャンセルされ、修了後の就職が不透明になるリスクがあるので、早めに決断した方がいいでしょう。

方法2. 会社を辞めず、大学院博士課程(社会人コース)に入学
まず、大学の先生とのコネクションが必要です。誰かの紹介の紹介でも構いませんが、主査になって頂ける先生と、受験前に研究テーマを相談しておく必要があります。ちなみに私はこの方法で取得しました。業務内容と研究テーマが同じか近い場合、この方法をお薦めしますが、業務内容と研究テーマにギャップがある場合、あまりお薦めできません。社内の承認を得て、大学へ出向することもあります。その場合、一時的に会社の仕事から解放されるので、研究に専念できます。
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方法3. 数報の論文を投稿し、大学に申請
査読付き国際論文を5報程度の業績があるなら、主査になって頂ける先生を探して、所定の手続きで申請すれば、博士学位を取得できることがあります。上記1、2は課程博士と言われ、この方法は、論文博士(ロンパク)と言われています。学費が不要で、研究期間に制限がないことがメリットです。教授のご指導を受けず、研究を進められるスキルがある人は、この方法がお薦めです。

MBAやPh.D.は役に立たないって、誰が言った?

MBAやPh.D.は役に立たないと、否定的な意見を言う人がいるようですが、MBAやPh.D.を取るべきではないと解釈するのは間違いです。医師免許を取れば認知症を治療できる訳でもなく、弁護士免許を取れば裁判で勝てる訳でもないのと同様で、MBAやPh.D.を取れば社会の役に立てる訳でありません。資格を取るまでの過程と取った後の実績を見て、役に立つかどうかを判断するべきで、役に立たないと言い切れる資格はありません。では、誰が役に立たないと言ったのでしょうか?資格を取ることを諦めた人?資格を取った人を嫉む人?資格を持っているけど成功していない人?

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